資金繰りなどで思うこと
ベンチャー企業を運営していると、そこはやはり、資金という問題に直面します。
とは言いながら、大学を出て初めて勤めた会社では、本の編集や映像制作、映画の買い付け(劇場公開、レンタルビデオ)など、いろいろな仕事を行っていました。
で、ある程度の年齢になると、編集をやっていた人は編集プロダクションを、映像をやっていた人は映像製作会社を、と、独立する人は少なくはなかったです。
ただ、どちらにしても、いわゆる“版元”や“テレビ局”になれるわけではないので、いわゆる下請けのビジネスでしたし、また、資金面についても、当時は間接金融しかない時代(上場まで20年などと言われていた時代)だったので、当然、資金繰りは銀行などの金融機関に頼らざるを得ませんでした。
したがって、調子よく仕事が入ってくればいいのですが、いったん、版元やテレビ局からの仕事が途絶えると、あっという間に干上がってしまいます。
実際、多くの人たち(先輩たち)が失敗し、最後は、夜逃げや破産(離婚もオマケで付いてきます)など、悲惨な結末に終わるケースがありました。昨年は、(まあ、他人が、その真実の理由など知るすべはありませんが)自ら命を絶った人もいました。とても仲のいい、友人だったのですが。
ということで、そうした時代や業種に比べれば、ネット業界というか、現在は、資金も直接金融(ベンチャーキャピタルなどの)も豊富ですし、誰でも版元になろうと思えばなれますし、上場までの道のりも、新興市場の隆盛により、昔よりはだいぶラクになりました(最近の新興市場は、ちょっと冷え込んではいますが)。
そんなこんなで、資金繰りといっても、昔に比べれば、まだまだラクなのだな、と、自分に言い聞かせている昨今です。
トラックバック URI : http://tamasa.makemedia.co.jp/wp-trackback.php?p=69